【コンサート】ラヴェル:「マ・メール・ロワ」ほか/セントラル愛知交響楽団
【コンサート】ラヴェル:「マ・メール・ロワ」ほか/セントラル愛知交響楽団 (2021年11月19日、名古屋伏見・しらかわホール)
曲目:
ベートーヴェン:「騎士のバレエ」のための音楽
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「かるた遊び」
コルンゴルト:「雪だるま」序曲(編曲:ツェムリンスキー)
ラヴェル:バレエ音楽「マ・メール・ロワ」
ベートーヴェン”「騎士のバレエ」のための音楽”はまだ出身地ボンにいたころの作品らしいですが、やはり時代は古典派だな、と思わせる作品だった。
ストラヴィンスキー”かるた遊び”は、「春の祭典」とは印象がかなり違います。全体的に騒々しい曲だな、というのが感想。
コルンゴルト”「雪だるま」序曲”は、作曲者11歳のときの作品というのが驚異的。ヨーロッパ人がイメージする雪だるま(Schneemann/showman)というのはどんなものだろうか。雪の玉を積み上げて、石などで目鼻をつけて、という絵画を見たことがないですが。
クラシック音楽には曲名はよく知っているが、ろくに聞いたことがないという作品が結構ありますが、ラヴェル”「マ・メール・ロワ」”もその一つです。この曲の聴き所は終盤のバイオリンなど少数の楽器による静かな演奏の部分でしょうかね。
こうして振り返ると、結局ベートーヴェンが最も聞きやすかったです。自分の耳はいまだに18世紀に留まっているようです。
あと、演奏会の座席は前の方ほど良い、とは限らないですが、今回はとくにそうだった。多くの箇所で耳に刺激が強すぎました。