「皇室150年史」(浅見雅男/岩井克己、2015年、ちくま新書)
「皇室150年史」(浅見雅男/岩井克己、2015年、ちくま新書)
皇族の人数は多いとお金が掛かりすぎ、少ないと後継者の心配があり、という問題は明治のときからあり、明治天皇と伊藤博文との間の軋轢として描かれています。
今現在は後継者難の状況なわけですが、果たしてどうなっていくのか全く予想がつきません。
本書は皇室の問題について何かを主張することはほとんど意図していない。むしろ天皇や皇族の生身の姿(発言・行動など)を紹介することで、各自が考える手がかりにすることを目的としています。
マスメディアを通じた姿ではなく、生身の姿を垣間見ることができたことはまちがいありせん。
« 「フランス史10講」(柴田三千雄、2006年、岩波新書) | トップページ | 「ドイツ史10講」(坂井榮八郎、2003年、岩波新書) »
「読書」カテゴリの記事
- 「坊っちゃん」(夏目漱石、昭和25(1950)年、新潮文庫)(2021.02.27)
- 「走れメロス」(太宰治、昭和42(1967)年、新潮文庫)(2021.02.05)
- 「文庫解説ワンダーランド」(斎藤美奈子、2017年、岩波新書)(2021.02.02)
- 「今こそ「社会主義」混迷する世界を読み解く補助線」(池上彰・的場昭弘、2020年、朝日新聞出版)(2021.01.12)
- 「レトロピア 岐阜」(八角文化会館、2018年)(2020.08.07)
« 「フランス史10講」(柴田三千雄、2006年、岩波新書) | トップページ | 「ドイツ史10講」(坂井榮八郎、2003年、岩波新書) »
コメント