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2016年5月 2日 (月)

「フランス史10講」(柴田三千雄、2006年、岩波新書)

「フランス史10講」(柴田三千雄、2006年、岩波新書)

古代から現代までカバーする通史だが、興味深い箇所を一つ上げたい。

ジャンヌ・ダルクに関する記述。「ブルゴーニュ派との和解を模索する王の側近にとって、ジャンヌの純粋な戦闘主義はありがた迷惑であったし、。。。。」(56ページ)
これは少し意外な観点です。フランス王からすればジャンヌはイングランド軍を押し返すのに大きな功績があったはずですから。
中世のこんな時代であっても政治の現場にいる人間は戦闘中といえど勝利一辺倒ではなかったということ。
「このため王側はジャンヌ救出の動きを一切おこなわず、彼女を見捨てた。」(56ページ)

(現代でもよく似たことがありますね。政権の後押しをするつもりで外部の文人が過激発言をして、政権が苦い顔をする...。)

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