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2017年9月23日 (土)

「古代飛鳥を歩く」(千田 稔、中公新書)

「古代飛鳥を歩く」(千田 稔、中公新書)

巻頭に本書が対象とする時代の天皇系図が載っている。この系図には天皇名の脇に代数が記載されているのだが、よく見ると38代・天智と40代・天武の間の39代が載っていない。宮内庁のサイトの系図では弘文天皇がいたことになっているが、本書では無視されているのはなぜだろうか。

「飛鳥」をなぜ「あすか」と読むのか、「未だ正解はない」と(5ページ)。「飛鳥」を「あすか」と読む理由があるなど、今まで考えたことがありませんでしたね。

聖徳太子について。何十年も前に習った日本史の知識によれば、聖徳太子は「政治家」のイメージである。推古天皇の摂政であり、十七条の憲法を制定し、遣隋使を送り、という断片的な知識ですけど。
しかし実際には、政治から距離を置き、政治の中心の飛鳥から距離を置いた斑鳩で仏教に専念した人であったようである。
法隆寺の古代建築が生き残ったのは、古代から中世にかけて東大寺や興福寺とは異なって法隆寺が政治勢力にならなかったことが一つの要因だろうが、それは聖徳太子の思想が受け継がれたためか、それとも単に偶然なのだろうか。

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