【展覧会】「バベルの塔」展 (国立国際美術館)
週末とは言え入場者が減り始めると思われる16時ごろに行きましたが、結構な入場者数でした。
ブリューゲル作品といえば、私が初めて見た1990年の「干し草の収穫」以来何点かの作品が日本に来ていますが総じて地味で、前回「バベルの塔」が来たときも含めて行列などできていなかった、と記憶しています。ところが今回は「バベルの塔」の前に行列ができていた。
集客のための宣伝が効いているのか?
バベルの塔を正面から見るには行列に並ばなければならないのですが、私は並ばないで横から見るだけにしました。拡大複製も展示されていたので、そちらでじっくり見ましたね。
今回はブリューゲルの版画も多く出ていました。残念ながら照明が暗いうえに作品までの距離が手を伸ばしても届かない程度に取られているので、細部を鑑賞するのが困難だった。作品保護のためには仕方ないのでしょうけど。
個人的に関心を持った画家は”ヤーコプ・コルネリスゾーン・ファン・オーストザーネン”。
1520~1530年ごろに描かれた夫婦の肖像画を見るとなかなか達者な腕前に見えます。それに対して同じ画家の「聖母子と奏楽天使たち」の人物像は少々ぎこちなくて、同じ画家にしては落差が激しいです。
カタログでは、肖像画は画家の息子が描いたのかも、とありますが。
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