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2017年11月12日 (日)

「歎異抄」(鈴木大栄校注、岩波文庫)

「歎異抄」(鈴木大栄校注、岩波文庫)

昔のことですが、大学に「歎異抄研究会」なる謎の学生サークル(?)があって、特に新入生にたいしてしつこい勧誘をしていた。そのしつこさに多くの学生が辟易していました。
そのような出来事が原因となって「歎異抄」そのものに対する偏見ができてしまうのは残念なことです。

今回初めて歎異抄にたどり着いたのはこのサークルのせいではなく、昨年以来何冊か読んだ作家・五木寛之氏の著作のおかげです。

何も考えずに岩波文庫版を手に取ったが、発行が1931年とえらく古いものだった。その後の改版で漢字は現行のものに置き換えられているとは言え、語句説明が豊富とは言いがたいので原文だけを読んで「のめり込む」というところまでは行きませんでした。

それでも「念仏によって浄土に生まれることができるのか、地獄に落ちることになるのかはわからない」(第2章)や、「急いで浄土へ行きたいという気持ちが起きないのはなぜろうか」という親鸞と唯円とのやりとり(第9章)などに、押しつけがましさが感じられない親鸞の生身の姿がうかがえましたね。

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