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2017年12月17日 (日)

「新註歎異抄」(佐藤正英、朝日文庫)

「新註歎異抄」(佐藤正英、朝日文庫)

古書店でたまたま現代語訳の歎異抄を見つけた。1994年に第一刷発行だが、現在の朝日文庫からは品切れになってるもよう。

歎異抄の原文にある文章の前後関係の混乱を大胆に並べ替え、また訳語に「絶対知」など、いかにも近代的な言葉を使うなど、かなり大胆な現代語訳である。

それらの当否はともかくとして、この歎異抄でもっとも魅力的な箇所は親鸞と唯円とのやりとりの部分、本訳書の章割りでいえば「歎異抄 第9条」(”はやく浄土に生まれたいと思えないのはどうしてでしょう”)とか「歎異抄 第2条」(”念仏を称えることが浄土に生まれるための因みであるのか、地獄に落ちる行為なのか、しりません”)などでしょうね。

とはいえ明治以降の多くの日本人が歎異抄にハマった、そのわけが実感できるところまではたどり着けなかったかな。

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