【美術館】「アンドリュー・ワイエスと丸沼芸術の森コレクション」展/岐阜県現代陶芸美術館
【美術館】「アンドリュー・ワイエスと丸沼芸術の森コレクション」展/岐阜県現代陶芸美術館 (2021年02月15日、岐阜県多治見市)
新型コロナウイルスの緊急事態宣言中ということでレストランが休業中だったのはあてが外れた。PAで軽食を取っていたとはいっても少々エネルギー切れの状態で作品を鑑賞するはめになった。
アンドリュー・ワイエスについてはライフワークとしていたオルソン家を主題とする作品が中心だった。「習作」と題されている作品が多かったが、素人目には十分な完成度に見えます。鉛筆書きのデッサンの白い部分に鉛筆書きで色の名前が記入されている(らしい)例もあり、確かに習作であることが分かります。習作と完成作との比較ができる展示でないのが残念です。
ワイエス以外の作家のコレクションは国内の陶芸がほとんど。古くからある茶碗のほか現代的なアイディアを形にした作品もあるにはあったが、そのオリジナリティをどう評価していいかは分かりません(自分にその能力がない)。
とくに古くからある茶碗についてはその良さがさっぱりわかりません。その辺で売っている茶碗とどう違うのか。意地の悪い言い方をするなら、それらの作品の価値は作家と切り離せないのではないか。「誰々作」というブランドだから収集&展示の対象になるのだ。
最後に丸森芸術の森が現在支援している作家の作品がありました。それらはほとんどがポップアートです。
作家の感謝の言葉も掲示されていましたが、自分の顧客を開拓できない作家にとってはパトロンの存在は大きいようです。
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