2019年5月27日 (月)

【博物館】一遍聖絵/京都国立博物館 (2019年5月26日)

【博物館】一遍聖絵/京都国立博物館 (2019年5月26日)

開催中の特別展で一遍聖絵を見てきました。
この絵巻物については昔から知ってはいましたが、網野善彦著「日本の歴史をよみなおす」(ちくま学芸文庫)でこの絵の思想史的価値に触れらているのを読んで、この機会に実物を見ようと思ったわけです。

詞書を読めない(読むスキルがない)ので、絵の部分だけを見て素人なりに解釈したくなってきますが、それは危険ですね。
実際、場面の一つ一つについて一遍はどれだ、と無理やり探したりしていましたが、あとでミュージアムショップで立ち読みした本によると一遍が出てこないシーンもあるらしい。


日曜日にもかかわらず館内は空いていました。GWさなかの東京国立博物館の行列からすると信じられないほどである。

今回の京都では国立博物館と、向かいの三十三間堂にだけ行きました。あと、三十三間堂の裏の法住寺もちらっと見てきた。ここには後白河天皇の墓所があるらしいが残念ながら公開されていないようだ。

 

2019年4月29日 (月)

【美術館】メナード美術館 (2019年4月28日、愛知県小牧市)

企画展は「シャガール マチス ルオー 三人の画家の版画集」。
シャガールとルオーは他の美術館でも見かける気がするが、マチスの「ジャズ」はおそらく初めて見た。
「ジャズ」は音楽とはまったく関係がない。刊行年が戦後の1947年で、フランスにも音楽のJAZZが大量に入ってきたと思われるので、おそらく商業上のイメージ作りのためにこのタイトルにしたのではないか。
逆にJAZZのアルバムジャケットにマチスの作品を使っているものがありましたね。だれのどのアルバムか思い出せないですが。

常設展ではパブロ・ピカソ「恋人たち」が今回の発見。薄い黒とわずかな線だけで描かれていて、自分も絵がこんな風に描けたら、と思わせる作品です。
キュビスムとかのアイディア勝負ではなく、ピカソのベーシックな絵画能力を十分に見せつける絵です。
(googleの画像検索ではこの絵が見つからなかった。メナード美術館のサイトにも無い。)

2018年9月24日 (月)

【展覧会】「ハピネス」展 (名古屋ボストン美術館)

この展覧会は日本もアジアもヨーロッパもアメリカも古代も現代もごちゃまぜでとくに目玉が無い、というわけで割と気楽に見て回ることができましたね。

興味深い出品は
「仏頭」(8世紀、インドネシア/ジャワ島)。なんとなくイスラム教の国というイメージがありますが、仏教も存在したことがわかります。
「山間望月」(フランシス・ガードナー・カーティス)。アメリカ人の描いた日本画。
といったところか。

最後のほうにまとまって展示されていたジム・ダインの作品群はどれもハート型をモチーフにしていて、やや安っぽいデザインの気がしましたね。ハート形のイメージが日本人と欧米人とでは違うのかもしれませんが。

名古屋ボストン美術館の最終展である。
この美術館には何回来ただろうか(おそらく4回)。

2017年10月 1日 (日)

【展覧会】「バベルの塔」展 (国立国際美術館)

週末とは言え入場者が減り始めると思われる16時ごろに行きましたが、結構な入場者数でした。
ブリューゲル作品といえば、私が初めて見た1990年の「干し草の収穫」以来何点かの作品が日本に来ていますが総じて地味で、前回「バベルの塔」が来たときも含めて行列などできていなかった、と記憶しています。ところが今回は「バベルの塔」の前に行列ができていた。
集客のための宣伝が効いているのか?

バベルの塔を正面から見るには行列に並ばなければならないのですが、私は並ばないで横から見るだけにしました。拡大複製も展示されていたので、そちらでじっくり見ましたね。

今回はブリューゲルの版画も多く出ていました。残念ながら照明が暗いうえに作品までの距離が手を伸ばしても届かない程度に取られているので、細部を鑑賞するのが困難だった。作品保護のためには仕方ないのでしょうけど。

個人的に関心を持った画家は”ヤーコプ・コルネリスゾーン・ファン・オーストザーネン”。

1520~1530年ごろに描かれた夫婦の肖像画を見るとなかなか達者な腕前に見えます。それに対して同じ画家の「聖母子と奏楽天使たち」の人物像は少々ぎこちなくて、同じ画家にしては落差が激しいです。

カタログでは、肖像画は画家の息子が描いたのかも、とありますが。